胸苦しさ・息苦しさで困っている方に向けて
2024年10月18日
はじめに
病院で肺や心臓を検査したけど原因が分らない。
けど、以下の症状に
心当たりやお困りはありませんか?
□呼吸が辛い
□息が吸えない感じがする
□胸苦しさがある
□最近、食欲が低下して体重が減ってきた
□げっぷが頻繁にでたり胸やけがある
これらの症状の原因の多くは
「呼吸」「自律神経」の乱れが関係しています。
今回は、胸苦しさ・息苦しさに対する鍼灸治療の1症例をご紹介させていただきます。
その前に・・・
そもそも、
胸苦しさ・息苦しさはなぜ起こるのか。
一般的に肺や心臓の病気で起こるイメージがわくと思いますが、
これは我々ではどうもしようもありませんので、速やかに専門機関への受診が必要です。
それとは別で胸苦しさ・息苦しさを起こす場合があります。
それは、ストレスにより自律神経が乱れると
呼吸が浅い状態になり胸苦しさ・息苦しさの症状を呈します。
ずっと同じ姿勢で集中して作業した後の一息ついた時になにか息がしっかり吸えない感じがあったり、
仕事や家事などで忙しくバタバタした後に肩や背中がどっしりと重くなる間隔があるあれです。
これが繰り返され慢性化してくると精神疾患の発作が出るようになり、
あるストレスが引き金となって
パニック障害や不安障害等の状態になる可能性があります。
症例
以前から長く通院されている患者さん。
約2週間前から食欲が急になくなり
一気に食べられなくなる。
胃腸の不調と思い、胃腸を整える施術を3回しても、
緩解と増悪を繰り返し安定しない。
3回目の時に前胸部の胸苦しさを訴えていたことから、
胃腸の問題ではなく、「パニック障害」や「不安神経症」を疑い、
施術を切り替えました。
その後、パニック発作や胸苦しさは今のところ全く発症せず、
食欲も回復し、経過は落ち着いている。
施術
パニック障害や不安障害による胸苦しさ・息苦しさを良くしていくために必要なこと。
それは、
・呼吸を整えること
・呼吸しやすい姿勢をつくること
呼吸を整えるツボの部位は、
肩甲骨内側・頭のてっぺん・肘の内側・手首にあります。
呼吸しやすい姿勢を作るツボの部位は、
臀部(でんぶ)にあります。
あとは、
深い呼吸が行えるようになる呼吸法をお伝えしています。
今回の記事をみて、
パニック障害、不安障害による
胸苦しさや息苦しさで
困っている方の参考になれば幸いです。
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パニック障害や不安障害のおすすめ本
著者:自律神経専門鍼灸師 小塚高文
監修:内科医・産業医 吉野真人
この本は、イラストが多めで読みやすいです。
小塚先生はYouTubeもされていて、セルフケアの方法も分かりやすく観ることができます。
おすすめです!!