変形性膝関節症でお皿の下が痛い場合のセルフケア方法

2023年08月9日

こんにちは

このブログの記事にたどりついた方はまさに膝の痛みでお悩みの方だと思います。
私は柔道整復師として整骨院で勤務していますが、変形性膝関節症でお困りの
患者様によく対応します。

変形性膝関節症は様々な痛みや症状を出しますが今回はその中の痛みの1つ
膝のお皿の下が痛い「膝蓋下脂肪体炎」の痛みについて、その病態とセルフケアをお伝えしたいと思います。

少しでも症状の改善が見られると幸いです。

膝蓋下脂肪体炎は、膝の前に位置する『脂肪体』が炎症を起こすことにより、痛みや腫れを引き起こします。この膝蓋下脂肪体は膝周辺の組織の中でも強い痛みを出す組織なのでこの頑固な強い痛みに悩まれる方も多いと思います。

膝蓋下脂肪体がなぜ痛みを引き起こすかというと、膝の痛みによって活動量が減ったり
痛いから動かさないことによって虚血状態により低酸素状態になります。
すると『線維化』を引き起こし、いわゆる硬い状態になります。

線維化は進むと元に戻すことはできなくなるので
線維化にならないようにセルフケアや運動をすることがとても大切です。

今日はそのケア方法をこれから紹介しようと思います。

1.膝蓋下脂肪体が固まらないように予防するセルフケア

膝の裏より少し上に丸めたバスタオルなど敷きます

お皿を上から下に両手で圧迫します

手を離すのと同時に膝を伸ばして太ももの前に力を入れます

これを10回繰り返してください。

上から圧迫することで膝蓋下脂肪体の血流をよくすることが期待でき
固まらないように予防することが期待されます。

この一連の動きで痛みが出る場合はやらないでください。

2.膝蓋下脂肪体のマッサージ

お皿の内側を斜め下に皮膚を滑らせるように押して繰り返します

お皿の下のブヨブヨしている塊を手で挟み左右に動かし繰り返します

お皿の外側を上から下に押して繰り返します。

トータルの操作を2分間くらいを目安に行ってください。
膝蓋下脂肪体のマッサージを行うことで膝の動きをよくし
脂肪体を柔らかくすることが期待できます。

もちろんこの操作も痛みがあれば無理して行わないように気をつけてくださいね。

いかがでしたでしょうか?
コツコツ続けられた方はもしかすると膝の痛みが軽減した方もあるかと思います。

どのくらい続けると効果が出るかはやはり個人差もあり膝の症状の程度にも
よりますがこの方法はリハビリの先生をはじめ僕自身も患者様の治療で行っている方法です。

続けることで効果が期待できますのでコツコツ続けてみてくださいね。

膝の痛みや動かしにくさは様々な原因があります。まずは専門家に相談していただくことが
治すためのはじめの一歩になりますのでお困りの場合はお気軽にご相談ください。

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