坐骨神経痛について
2023年08月24日
こんにちは、皆さん。「坐骨神経痛」って聞いたことありますか?
実は身近な人にも坐骨神経痛の経験者がいるかもしれません。
坐骨神経痛の原因と特徴
坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びる「坐骨神経」が何らかの原因で圧迫や刺激されるときに発症します。このため、お尻や太ももの裏、ふくらはぎ、足先などで痛みやしびれるような痛みが現れることが多いです。
多くのケースで痛みの原因は、長時間の不良姿勢により姿勢筋が緊張し、それが坐骨神経を圧迫しているからです。一時的にお風呂や温泉で温めることで痛みが和らぐことがありますが、原因を放置するとまた症状が戻ってしまいます。
但し、注意が必要!
若年〜中年にかけては「腰部椎間板ヘルニア」、中年〜高年層には「腰部脊柱管狭窄症」からくる坐骨神経痛も考えられます。これらの疾患に該当する場合、まずは整形外科の診察が必要です。
簡単な見分け方としては、前屈が難しい「ヘルニア」、
後ろに反る動作が制限される「脊柱管狭窄症」という特徴が挙げられます。
なぜ鍼灸治療がオススメなのか?
実は、お尻の筋肉は特に分厚く、指圧やマッサージでは患部へのアプローチが難しいのです。しかし、鍼は直接筋肉のツボに刺激を与えられるので、非常に効果的。
実際に、多くの患者さんが数回の治療で痛みが大幅に和らぐという経験をしています。
症状の強弱や個人差によって通院回数は違いますが、おおよそ5回~10回の治療を必要とします。
鍼灸治療の具体的な方法
- しびれの走行に応じて腰椎の横に鍼を刺します(約10分放置)。
- 坐骨神経を圧迫しているお尻の筋肉に鍼刺激。
- 太ももやふくらはぎの筋肉にも鍼で刺激を与えます。
- せんねん灸で温める。
頑固なコリや慢性化した神経痛の場合は、鍼通電も導入されることがあります。
坐骨神経痛の進行と対策
放置しておくと筋力低下のリスクがあります。
この場合、鍼治療だけでなく、運動療法的なアプローチも必要になるので、
早めの対応が大切です。
特に重労働をしている方は、日頃からのメンテナンスが必要となります。
以上、坐骨神経痛とその鍼灸治療についての解説でした。
症状に悩む方は、ぜひ一度鍼灸を試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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