変形性膝関節症の痛みの原因になる鵞足炎のセルフケア
2023年08月4日
こんにちは。今日は変形性膝関節症の痛みの中でも、特に起こりやすい痛みの1つ「鵞足炎(がそくえん)」に焦点を当ててお話ししたいと思います。もしご自身の症状と一致するところがあれば、セルフケア対策をするための一つとして参考になれば幸いです。
まず、鵞足炎とは何でしょうか。鵞足(がそく)は膝の内側にある、3つの筋肉(薄筋、縫工筋、半腱様筋)が合流して形成される部分のことを指します。これらの筋肉が炎症を起こすことで生じる症状が「鵞足炎」です。
姿勢や、体のバランスが崩れたり、日々の活動で膝にかかる負担が増すと
これらの筋が硬くなってしまい、筋の動きや滑りが悪くなることで痛みが出たり
スジが圧迫を受けることでも痛みが出ると言われています。
では、鵞足炎はどのような症状を引き起こすのでしょうか?主な症状は次の通りです。
- 痛み:膝の内側に痛みを感じます。特に立ち上がる、歩く、階段を昇る、または膝を曲げ伸ばす時に痛みが増します。
- 押した痛み:膝の内側のスジの部分を押しても痛みを感じます。
- 運動制限:症状が強いと痛みや腫れにより、膝の動きが制限されることがあります。
このような症状が続くと日常生活に支障をきたし、あなたの生活の質を低下させる可能性があります。しかし鵞足炎は的確な治療により、大きく改善することが可能です。
そんな鵞足炎の治療法で特に簡単で効果的なのがストレッチングとマッサージです。
ストレッチングはまず3つのスジのうち、どのスジが原因で痛みが出ているのかを特定することから始めます。
特定するためには専門家が各筋をストレッチして検査を行います。
さらにエコーでスジを画像上で観察し炎症が起きている箇所を特定します。
特定出来たらまずは硬くなって動きが悪くなっている箇所のマッサージを行いますが
これは正確に行う必要があります。押すと基本的には痛いので
セご自身で行うセルフケアではストレッチをメインにして、マッサージは専門家にお任せし方が安全で良いかと思います。
今回はお家でできる簡単なストレッチを紹介します。
ストレッチ①
バスタオルなどを足にかけて膝を伸ばしたまま上げ
そこから外に開いて30秒ゆっくりキープしてストレッチしましょう。
ストレッチ②
立っている姿勢から痛みのない膝に体重をかけて横方向に移動します。
内ももの伸び感を感じたらそこからつま先を内側に捻りストレッチします。
30秒ゆっくり痛みのない範囲でストレッチしてください。
どうでしたか?
もしストレッチでつっぱり感を強く感じたらそれは硬くなっているサインです。
ぜひ毎日続けて行ってみて下さい。
鵞足炎に対するストレッチングは約50%の症例で改善が見られたと言われる報告もあります。
セルフストレッチでも50%の確率で症状が軽減するなら
試す価値は十分あると思いませんか?簡単なのでぜひ取り組んでみてくださいね。
竹崎鍼灸整骨院では、あなたが日常生活を快適に過ごせるよう
最適な治療プランを提供し再発に悩まないよう予防策も一緒に提供します。
この記事があなたの痛みに対する理解を深める手助けとなり、回復に向けて一歩前身する
きっかけになれば幸いです。痛みから解放され、健康な日々を取り戻すことができるよう、私たちは全力でサポートします!
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