「膝が伸びない・立ち上がると痛い」67歳女性の左膝の痛みが改善した症例

2026年09月7日

①「そのうち良くなると思っていたのに」長引く膝の痛みに困っていませんか?

「椅子から立ち上がるときに膝が痛い」
「階段の上り下りがつらい」
「膝をまっすぐ伸ばそうとすると、膝の裏が突っ張る」
「しばらく様子を見ているけれど、なかなか良くならない」

このような膝の症状でお悩みではありませんか?

今回ご紹介するのは、左膝の痛みと曲げ伸ばしのしにくさで来院された67歳・女性の患者さんの症例です。

患者さんは教員としてお仕事をされながら、もともと運動することが好きで、ジムでのトレーニングやスタジオレッスンなども楽しまれていました。

ところが、忙しさからしばらく運動ができない期間が続き、その後、左膝に痛みを感じるようになりました。

② 立ち上がりも階段もつらい。好きな運動までできなくなっていました

症状が出始めた時期ははっきりしていませんでしたが、来院される約2か月前の6月頃から、徐々に左膝の調子が悪くなっていました。

特に困っていたのが、

・椅子から立ち上がるときの痛み
・階段の上り下り
・膝の曲げ伸ばし
・ジムでのトレーニング
・スタジオでのレッスン

でした。

膝にはやや腫れもあり、「時間が経てば良くなるかもしれない」としばらく様子を見ていたそうです。

しかし、なかなか改善しません。

さらに、運動できない期間に体重が増えていたため、ご本人も「体重が増えたことも膝に影響しているのかな?」と気にされていました。

これまでにも身体の調子が悪くなると当院へ来院されていたことから、「今回も一度きちんと診てもらおう」と受診されました。

③ 膝が痛い=膝の関節そのものが悪い、とは限りません

「年齢のせいかな?」
「軟骨がすり減っているのでは?」
「もう運動はできないのかな?」

と不安になる方も少なくありません。

しかし、痛みを感じている場所と、実際に負担がかかっている場所が必ずしも同じとは限りません。

今回も膝の状態だけを見るのではなく、膝の曲げ伸ばし、太ももの裏、ふくらはぎ、足の着き方などを確認しました。

半月板に大きな問題を疑う反応はみられませんでした。

一方で、膝を伸ばしたときに、膝の裏から太ももの裏にかけて強い突っ張り感が出ていました。

ここが改善への大きなポイントでした。

④ 1回目の施術後から膝が伸ばせるように

検査を詳しく行うと、太ももの裏側にある筋肉と、ふくらはぎの内側の筋肉が接する部分に強い圧痛がありました。

また、太ももの裏側の筋肉同士の動きも悪くなっており、膝を伸ばす際に周囲の組織がスムーズに動けていない状態が考えられました。

そこで今回は整体施術を中心に、

・筋肉や筋膜の動きを良くする施術
・超音波による施術
・膝関節の動きを整える施術
・立ったときの足の着き方の確認
・膝を曲げ伸ばしするときの膝の向きの指導

などを行いました。

施術日は8月21日・24日・28日・31日の計4回です。

大きな変化がみられたのは初回からでした。

施術前は膝を伸ばすと膝の裏から太ももの裏にかけて突っ張りと痛みがありましたが、1回目の施術後には膝を伸ばせるようになりました。

その後も状態を確認しながら施術を続け、最近では、

「膝をまっすぐ伸ばしても全く痛くない」

というところまで改善しています。

患者さんご本人も、

「痛くなくなって驚いている」

と変化を実感されていました。

⑤ なぜ膝の痛みが改善したのでしょうか?

今回重要だったのは、「膝が痛いから膝だけを施術する」のではなく、膝が正常に動かなくなった原因を探したことです。

膝の曲げ伸ばしには、膝関節だけでなく、太ももの前後の筋肉、ふくらはぎ、股関節、足首なども関係しています。

今回の患者さんでは特に、太ももの裏から膝裏、ふくらはぎにかけての筋肉やその周辺の組織がスムーズに動きにくくなっていました。

そのため膝を伸ばそうとすると、膝の裏が引っ張られ、痛みや突っ張りにつながっていたと考えられます。

そこで、硬くなっていた部分の動きを整えるだけでなく、膝関節そのものの動きや、立ったときの足の着き方、膝の向きまで確認しました。

痛い場所だけではなく、「なぜそこに負担がかかったのか?」まで考える。

これが今回の改善につながったポイントの一つです。

⑥ 「年齢だから仕方ない」と決めつける前に、一度状態を確認してみませんか?

60代、70代になると膝が痛くなったとき、

「もう年齢だから…」
「体重が増えたから仕方ない」
「運動をやめたほうがいいのかな」

と考えてしまうことがあります。

もちろん、膝の痛みにはさまざまな原因があり、すべての方が今回と同じ経過をたどるわけではありません。

だからこそ大切なのが、現在の膝がどのような状態なのかを確認することです。

今回の患者さんも、痛みが出てからしばらく様子を見ていましたが、改善しないため来院されました。

そして症状が改善したことで、ご本人からも、

「やはり定期的に身体の状態を確認することが必要ですね」

というお話がありました。

痛みが強くなってから対処するだけでなく、好きな運動や仕事を続けるために身体の状態を確認しておくことも大切です。

⑦ 膝の痛みで「やりたいこと」を諦める前にご相談ください

「椅子から立ち上がるたびに膝が痛い」
「階段がつらくなってきた」
「膝が最後まで伸びない」
「膝の裏が突っ張る」
「運動したいのに膝が気になってできない」

このようなお悩みが続いている場合、痛いところだけでなく、太ももやふくらはぎ、股関節、足首、立ち方や身体の使い方まで確認することで、改善の糸口が見つかることがあります。

「もう少し様子を見よう」と我慢を続けるうちに、好きだった運動や外出を避けるようになってしまう方もいらっしゃいます。

当院では、まず現在の身体の状態を確認し、「なぜ膝に負担がかかっているのか」をできるだけわかりやすくご説明したうえで、その方に合わせた施術をご提案しています。

膝の痛みを気にせず、立ち上がる。
階段を上る。
そして、好きな運動を楽しむ。

そんな日常を取り戻したい方は、一度ご相談ください。