左肩が痛くて後ろに手を伸ばせない…56歳女性の症例
2026年10月1日
「肩が痛くて腕を動かしにくい」
「服を着たり脱いだりするときに肩が痛む」
「車の後部座席に手を伸ばすと肩が痛い」
このような症状を「年齢のせいかな」「そのうち良くなるだろう」と我慢していませんか?
今回は、約2か月前から続く左肩の痛みと動かしにくさで来院された、56歳女性の施術事例をご紹介します。
※実際の症例をもとに、個人が特定されないよう一部情報を調整しています。症状や施術による変化には個人差があります。
2か月続いた左肩の痛み。「このまま動かなくなったら…」

今回来院されたのは、調理関係のお仕事をされている56歳の女性です。
約2か月前から左肩に痛みを感じるようになり、徐々に肩を動かせる範囲も狭くなっていました。
肩は仕事や家事、着替えなど、普段の生活で何度も使います。
そのため、最初は小さな違和感でも、動かしにくくなるにつれて、
「このまま悪くなったらどうしよう」
「なぜ2か月も痛みが続いているんだろう」
と不安になる方も少なくありません。
仕事・着替え・孫の抱っこ…一番つらかったのは「後ろに手を伸ばす動作」

患者さんに詳しくお話を伺うと、肩の症状によって日常生活のさまざまな場面で困っていました。
調理関係のお仕事では腕を使う作業が多く、肩の痛みが仕事にも影響していました。
さらに、
・洋服の着脱がしにくい
・お孫さんを抱き上げると肩が痛い
・腕を後ろへ伸ばしにくい
といった不便もありました。
なかでも特につらかったのが、車の後部座席にある荷物を取ろうとしたときでした。
身体をひねって腕を後ろへ伸ばすと左肩に痛みが出るため、日常の何気ない動作にも不自由を感じていました。
「なぜ肩が痛いのか知りたい」原因を確認することからスタート

患者さんが当院を知ったきっかけは、ホームページと口コミでした。
そして来院を決めた理由の一つが、
「今回の肩の痛みの原因が何なのか知りたい」
ということでした。
そこで初回は、痛い場所だけを見るのではなく、
「腕を前から上げられるか」
「横から上げられるか」
「外側へひねることができるか」
「後ろ方向へ動かすことができるか」
など、実際の動きを一つずつ確認しました。
検査すると、特に腕を上げながら外側へひねる動きなどに制限がみられました。
検査で分かった「肩の後ろ側」と「肩甲骨」の問題

検査から考えられたポイントは、大きく2つありました。
1つ目は、肩の後ろ側にある筋肉がスムーズに動きにくくなっていたことです。
肩を覆う「三角筋」という筋肉の後ろ側が、周囲の組織とうまく動きにくい状態になっており、腕を動かす際の妨げになっていると考えました。
もう1つが、肩甲骨の安定性です。
腕を上げるときには、腕だけではなく背中にある肩甲骨も一緒に動きます。
今回の患者さんは、肩甲骨を支える「前鋸筋」という筋肉が十分に働きにくく、腕を動かしたときに肩甲骨が安定しにくい状態がみられました。
分かりやすくいえば、肩甲骨は腕を動かすための「土台」です。
その土台が安定しないことで、肩周辺に余計な負担がかかっていると考えました。
3回の施術で肩の動きはどう変化した?

今回の施術では、手技・ストレッチ・運動療法を組み合わせました。
1回目:腕を前から上げる動きが改善
初回の施術後には、腕を前から上げる動きに改善がみられました。
一方で、
「腕を横から上げる」
「腕を外側へひねる」
「腕を後ろ方向へ動かす」
といった動きには、まだ制限が残っていました。
そこで、施術だけで終わらせず、肩甲骨を支える筋肉を使いやすくするためにチューブを使った運動も取り入れました。
「動きやすくする」だけでなく、「自分の筋肉で肩甲骨を安定させる」ことも再発予防のために重要だと考えたためです。
2回目:前から上げる動きは良好な状態を維持
2回目の来院時に確認すると、1回目で改善した腕を前から上げる動きは、その後も良好な状態を維持していました。
一方、腕を外側へひねる動きと、後ろ方向へ動かす動きには軽度の制限が残っていました。
そこで、「まだ何が動きを邪魔しているのか?」を改めて確認しながら施術を進めました。
3回目:胸周辺へのアプローチ後、後ろへの動きが可能に
3回目は、残っていた動きの制限を確認したうえで、胸周辺の筋肉の緊張や動きにくさに対して手技を行いました。
その後、再び肩の動きを確認すると、状態は良好。
特に来院当初につらかった、腕を後ろ方向へ動かす動作が可能になりました。
最初から同じ場所だけを施術し続けるのではなく、毎回肩の動きを確認し、その時点で残っている問題に合わせて施術内容を考えていきました。
「肩が痛い=肩だけが悪い」とは限りません

今回の症例で大切だったのは、痛みを感じている場所だけに注目しなかったことです。
初回では肩の後ろ側の筋肉の動きにくさや、肩甲骨を支える筋肉の働きに着目しました。
そして施術を重ねる中で、残っている動きをその都度確認し、3回目には胸周辺の筋肉にもアプローチしました。
すると、腕を後ろ方向へ動かす動作にも変化がみられました。
つまり、
検査する → 施術する → もう一度動きを確認する → 残っている問題を探す
という流れが大切です。
患者さん自身も「今の状態を知りたい」「再発を予防したい」という希望を持っておられました。
そのため、痛みが軽くなることだけを目的にするのではなく、なぜ肩に負担がかかっているのかを確認しながら施術と運動を進めました。
なお、肩の痛みの原因は一人ひとり異なります。同じような症状でも、今回の患者さんと同じ原因とは限りません。
「後ろに手を伸ばすと肩が痛い」そんな方は一度ご相談ください

今回の患者さんは、約2か月続く左肩の痛みによって、仕事だけでなく、洋服の着脱、お孫さんの抱き上げ、車の後部座席の荷物を取る動作などにも不便を感じていました。
検査では、肩の後ろ側の筋肉の動きにくさと、肩甲骨を安定させる筋肉の働きにくさがみられました。
そこで手技・ストレッチ・運動療法を組み合わせ、毎回「どの動きが改善して、どの動きがまだ残っているのか」を確認しながら施術を進めました。
その結果、初回では腕を前から上げる動きに改善がみられ、2回目でも良好な状態を維持。
3回目には胸周辺への施術後、当初制限されていた腕を後ろ方向へ動かすことが可能になりました。
もしあなたも、
「腕を上げると肩が痛い」
「後ろの物を取ろうとすると肩が痛む」
「服を着たり脱いだりしにくい」
「肩の痛みを繰り返している」
「痛い場所だけでなく、原因まで確認してほしい」
と感じているのであれば、一度身体の状態を確認してみませんか?
「どこが痛いのか」だけでなく、「なぜその動きで痛みが出ているのか」を一緒に確認し、日常生活で困らない身体と再発予防を目指していきましょう。
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一番スムーズに対応できますのでおススメです。
※本記事は実際に来院された患者さんの一例です。症状や身体の状態、施術内容、改善までの期間・回数には個人差があります。強い痛み、しびれ、急な筋力低下、外傷後の症状などがある場合には、医療機関での検査が必要になることがあります。





